RallyCross2017/02/09

プロドライブがルノーと組んで世界ラリークロスへ

(c)FIAWorldRallycross.com

 プロドライブは、2018年のFIA世界ラリークロス選手権に参戦するために新しく設立されたGCKチームのために、新しいルノー・メガーヌRXスーパーカーを開発する。

 新しいルノー・メガーヌIV をベースとしたラリークロスマシンは、フランス出身ドライバーのゲラン・シシェリとのパートナーシップの一環として、英国のプロドライブの本拠地バンブリーで、2リッターエンジンも含めてゼロから設計開発される。


 この新しいルノー・メガーヌRXスーパーカーは今年9月にフランスのロエアックで行われる世界RXの第9ラウンドで発表され、その後、2018年に向けてテストが開始される予定になっている。

 シシェリは、2015年にロエアックでデビューして以来、世界RXの6つのイベントに参戦し、JRMレーシングのプリペアするMINI RXスーパーカーを駆ってきた。2015年のイタリア・ラウンドで16位を獲得したのが自己最高位となっている。JRMのMINI RXはもともとプロドライブによって製作された。プロドライブはラリーのトップクラスとサーキットレースの両方で豊富な経験を持つチームだ。

「我々はFIA世界ラリークロス選手権で競争することをずっと夢見てきた」とプロドライブの会長を務めるデビット・リチャードは語った。

「世界ラリークロス選手権は世界で最も急成長を遂げているモータースポーツ選手権であり、我々の持つエンジニアリング経験のすべてを注ぎ込み、その世界タイトルを獲得できるマシンを作りたい。ゲランは非常に才能のあるドライバーだ。我々は彼と一緒に働き、彼とルノーの両方が誇りに思うレースカーを開発できることを楽しみにしている」

 元フリースキー世界チャンピオンでもあるシシェリは、2004年にシトロエン・サクソをドライブしてジュニア世界ラリー選手権に参戦し、2010年のダカール・ラリーではXレイド BMWをドライブして5位を獲得した。

「僕はずっと僕の夢でもあったマシンを製作するために、プロドライブの皆と一緒に働けることに、とても興奮している」とシシェリは語った。

「僕はプロドライブが最高のマシンを作ることができると確信している。2018年に僕のブランドとパートナーと共に選手権に挑めることが、とても楽しみだ」