WORLDWIDE2017/01/02

ヘニング、オストベルグを破って6年ぶり優勝

(c)Mads Ostberg

 ヘニング・ソルベルグが、ノルウェーで行われたラリー・ロンミュルス(=クリスマス)で公式イベントでの2010年以来の優勝を飾ることになった。

 エルベルムのスノーステージをつかって行われたラリー・ロンミュルスは、一部に凍結湖のアイスセクションが設定されたスプリントラリー。12月29日に行われたこのイベントに、7年ぶりにカト・メンケルドとのコンビを復活させたヘニングは、アダプタ・モータースポーツがプリペアした三菱ランサーエボリューション6.5を駆って出場、最終ステージでマッズ・オストベルグを逆転して優勝を飾っている。

 ラリースタートの前日にエントリーしたオストベルグは「ただウィンター・ラリーを走りたくなったんだ」と参戦理由を説明したが、ラリー・スウェーデンへと気持が向かっているのかもしれない。彼はオラ・フローネとともにカーナンバー62をつけたアダプタ・モータースポーツのフォード・フィエスタR5を駆って参戦、ラリーをリードしたものの、最終ステージでターボブーストを失い、12.3秒を失ってヘニングに抜かれることになった。

 3位にはアンデルス・グロンダル(フォード・フィエスタR5)が入り、4位にはヘニングの息子のオスカー・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRX STI、写真中央)が続いている。

 エイヴィンド・ブリニルドセン(フォード・フィエスタR5)はSS1を4番手タイムでスタートしたものの、オルタネーターベルトの断裂でリタイアとなってしまった。