WRC2020/10/28

ベルギー王者デュエツはアルピーヌA110で参戦へ

(c)Team FJ Sport

 11月19日〜22日に開催されるイープル・ラリー・ベルギーには、ベルギー・ラリーのレジェンドたちが総出演する。ベルギー選手権で3度のチャンピオンを獲得したマルク・デュエツが、ベルギー初開催となる世界ラリー選手権のステージで新しいアルピーヌA110ラリーRGTをデビューさせる。

 デュエツがBelgaカラーのポルシェで最初にベルギー王者に輝いたのは1982年のことだった。FINAカラーのBMW M3でふたたびベルギー・タイトルを手にしたのは1989年もことであり、翌年にはFINAカラーのフォード・シエラRSコスワースで3度目のベルギー王座に輝いている。1991年にはツール・ド・コルスにおいてトヨタ・セリカGT-FOURを駆ってWRC最上位となる4位となるなど、ターマックのスペシャリストとして知られ、1990年代末にはセアトのファクトリードライバーとして数戦に出場した経験もある。

 63歳になったデュエツが駆るのは、7月にFIA RGTのホモロゲーションを取得したばかりのアルピーヌA110ラリーRGT。ゼリンド・メレガリによって10月初旬に行われたラリー・ファフェ・モンテロンゴでERCデビューを果たしており、デュエツがイープルにおいてWRCで初披露することになる。