WRC2018/06/02

マキネン、サルディニアの結果を楽観視

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチーム代表のトミ・マキネンは、来週のラリー・イタリア・サルディニアではチームが好成績を挙げることを楽観視している。

 トヨタは前戦のラリー・デ・ポルトガルではオット・タナクとヤリ-マティ・ラトバラがいきなり初日にリタイアとなる試練に見舞われたが、マキネンはここ数戦のグラベルラウンドにおけるヤリスWRCのパフォーマンスをポジティブに捕らえており、さらに過去のサルディニアにおけるドライバーたちのリザルトが彼を勇気づけているようだ。

 昨年のサルディニアでタナクはMスポーツのフォード・フィエスタWRCを駆ってキャリア初優勝を挙げたほか、ここで2009年に優勝した経験をもつラトバラも過去6度目の表彰台となる2位でフィニッシュしている。

 さらに昨年はエサペッカ・ラッピもWRカーでの2戦目のWRCにもかかわらず、パワーステージを含む6つのステージでベストタイムを奪う速さをみせて4位となっている。

「サルディニアでは好成績を挙げることができると自信をもっている。全体として、ポジティブになる理由はたくさんあるからね」とマキネン代表は語った。

「ラリー・アルゼンチンの前にサルディニアで行なったテストも上手くいったし、もちろんアルゼンチンでは素晴らしい結果を挙げている。アルゼンチンもサルディニアも、道そのものは我々のマシンとは非常に相性が良いと思う。実際、ここ数戦でのパフォーマンスはとてもポジティブだったし、チームのすべてのスタッフがさらに改善のための懸命な作業を続けている。昨年のサルディニアは、なかなか良いリザルトだったし、また、オットは優勝しているので、ドライバー皆、気持ちよく自信をもってこのラリーを走ってくれるはずだ」

 ラリー・イタリア・サルディニアは6月7日(木)の夕方に、アルゲーロ近郊イッティリで行われるスーパーSSで競技がスタートする。