WRC2020/01/19

マキネン、モンテカルロでの優勝争いに自信

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチーム代表のトミ・マキネンは、開幕戦のラリー・モンテカルロで優勝争いを演じて好結果で新シーズンをスタートしたいと意欲をみせた。

 トヨタは復帰4年目となる今シーズンにむけてラインアップを一新、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア、エルフィン・エヴァンス/スコット・マーティン、カッレ・ロヴァンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンの新体制で挑む。

 オジエは、サービスパークが置かれるギャップの出身で、モンテカルロは彼にとってホームイベントだ。彼はIRC(インターコンチネンタルラリーチャレンジ)として開催された2009年にモンテで初優勝、2014年から2019年にかけては、WRCとして開催されたモンテで6連勝を飾るなど、これまでに通算7回モンテカルロを制している。

 また、2017年のラリーGBでWRC初勝利をあげたエヴァンスは、過去モンテカルロで何度もベストタイムを記録、上位を争う速さを証明してきたが、WRC2プロ王者に輝いたロヴァンペラにとっては、WRカーでのWRC出場は今回が初めてなるため、経験を得ることが重要となるだろう。

 マキネン代表は、モンテカルロにおいて今シーズンのタイトル争いをいいリザルトでスタートする自信があると語った。

「新シーズンの開幕戦であるラリー・モンテカルロは、エキサイティングなイベントだ。特に、今年は多くのドライバーが今までと違うクルマで出場し、我々も完全に新しいラインアップで臨むため、興味深い1戦になるだろう」とマキネンは語った。

「我々のチームは復帰後、モンテカルロでまだ勝利を収めていないが、毎年表彰台を獲得し、高いパフォーマンスを発揮してきた。セバスチャンは過去このラリーで燦然と輝く記録を残し、何台もの異なるクルマで優勝しており、まだヤリスWRCを学んでいる段階であったとしても、今回もきっと優勝争いに加わるはずだ。それはエルフィンについても同様で、彼も過去、モンテカルロで速さを示してきた。一方、カッレに関しては、完全にノープレッシャー状態での出場になる。なぜならモンテカルロではとにかく経験が重要であり、WRカーで初めて出場するには難しい1戦になるからだ。それでも、チームとしては、今シーズンのタイトル争いを良いリザルトでスタートする自信がある」