WRC2021/07/28

ミケルセン、フローネとのコンビ解消を発表

(c)Rally Estonia

 アンドレアス・ミケルセンは、先週行われたラリー・ディ・ローマ・カピターレを最後に、ふたたびオーラ・フローネとのコンビを解消することになったことを明らかにした。

 世界ラリー選手権は今季、コドライバーの交代が非常に多いシーズンとなっており、先週にはダニエル・ソルドもまた今季3人目となる新しいコドライバーとしてカンディド・カレーラを指命したばかりだ。

 ミケルセンは昨年までコドライバーを務めていたアンデルス・ヤーゲルと別れたあと、2014年にWRC初勝利をともにしたフローネとのコンビを復活させて、今季はトーク・スポーツWRTからWRC2とヨーロッパ選手権に挑んでおり、ラリー・エストニアでのWRC2優勝が二人の最後の勝利となった。

 2つの選手権のタイトル争いがかかっているだけに、この決定はやや唐突とも思えるが、ミケルセンは、フローネは来年のダカールにむけた準備に専念するため、このコンビ解消にはドラマはないと説明している。

「オーラありがとう! 僕たちはこれまで一緒に全力を尽くしてきた。あなたが新たにラリーレイド・プログラムで素晴らしい仕事をすることを確信しているよ」とミケルセンはInstagramに記している。

「2006年以来、僕たちが一緒に共有してきた素晴らしい仕事、気持ち、そして歴史に感謝したい」

 ミケルセンのメッセージに呼応するかのように、フローネも新しいチャレンジを楽しみにしていると語っている。

「これは悪い別れではないよ! これから僕はレッドブル・オフロードチームとともにダカールに向かう自分の道をたどることになる。アンドレアスはWRCで彼自身のキャリアを持っている。僕は2019年からダカールビジネスに携わっているが、次の仕事の準備を始める時が来たんだ」

 ミケルセンの新しいコドライバーの名前はまだ発表されていない。ミケルセンのWRC次戦は9月のアクロポリス・ラリー・ギリシャになるが、8月末に行われるERCのチェコ・ラリー・ズリーンが新しいコドライバーとの初戦になりそうだ。