WRC2022/12/23

ミルナー、グリーンスミスのファッションを笑う

(c)M-Sport

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームの代表であるリチャード・ミルナーは、8年にわたって成長を見守ってきたガス・グリーンスミスがチームを離れることを惜しみつつも、「君のファッションセンスだけは理解できなかった」とジョークで別れを告げている。

 グリーンスミスは、ラリーキャリアをスタートした10代から25歳まで一貫してMスポーツのラリーカーとともに成長し、WRCのトップカテゴリーでフルシーズンを戦うまでに到達することになった。

 2023年に関してグリーンスミスと合意に至ることができなかったため今後は別々の道を歩むことになったというMスポーツの公式発表を受け、ミルナーは自身のソーシャルメディアにおいて8年にわたってチームのドライバーを務めたグリーンスミスに別れのメッセージを示すとともに、その信頼関係の深さを思わせるような冗談とともに見送っている。

「なんて言ったらいいんだろう。僕は君のファッションセンスは理解していなかったが、8年間あなたとあなたのファミリーと一緒に仕事ができたことは純粋に喜びだった。これが僕らの終わりではなく、一時的な休みに過ぎないはずだ。これまで楽しかったよ」とミルナーはコメントを発表している。

 グリーンスミスは毎戦異なるサングラスでラリーを訪れるほどファッションにうるさいことで知られる。彼は、ミルナーのメッセージに対してすぐに応戦、ボスのゴルフの腕前だけは理解できなかったと楽しそうにこれまでをふり返っている。

「リッチ、ありがとう。ドライブするのは純粋に楽しかったけど、君がなぜゴルフが好きなのか理解できないよ」