クリス・ミークが先週、自身がヘルメットをかぶっている横顔をインスタグラムにアップしたことから、来季のシートに関する何らかの動きがあったことが期待されている。この写真に彼のコメントは添えられてないが、英国のモータースポーツ・ニュースが、トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームがミークへの興味を示しているのというニュースを挙げた直後にこの写真が掲載されたことから、いっそうファンの心をざわつかせている。
トヨタはWRC参戦前の2015年末にミークにオファーを行ったが、翌年はヤリスWRCの開発テストに専念して一戦も実戦でドライブできないことへの不安から、当時42歳だった彼はシトロエン・レーシングへの残留を選ぶことになった。しかし、彼はシトロエンで5勝を記録したあと、今年のラリー・デ・ポルトガルでクラッシュ、チームから解雇されている。
トヨタはいまのところ来季についてはオイット・タナクとの契約をもつものの、ヤリ-マティ・ラトバラとエサペッカ・ラッピの2人の去就についてはまだはっきりとしていない。ラッピにはシトロエンも興味を示しており、彼がヴェルサイユのファクトリーを訪問したとの噂もあるが、もし彼がトヨタを離れた場合には、ミークとともにヤリ・フットゥネンの名前も候補に浮上しているとフィンランド・メディアは伝えている。
トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのトミ・マキネン代表は、ドライバーとの契約については慎重な言葉を選びながらも、必要に応じてチーム体制を変更する用意があると説明している。
「もしエサペッカが他のチームに行くことになればチームはさらに考えなければならないが、まだ契約のない多くの優秀なドライバーがいる」