WRC2018/09/08

ミーク、5カ月ぶりにラリーカーをドライブへ

(c)Citroen

 シトロエン・ファクトリーを解雇されたクリス・ミークは、来月10月11日から14日にかけてサンマリノで開催されるラリー・レジェンドのイベントで国際ラリーの舞台に戻る。

 ミークは、5月にラリー・デ・ポルトガルで大規模なクラッシュを喫した後、シトロエン・レーシングからリスキーなドライビングが許容される範囲を超えているとして解雇を言い渡されたあと、ラリードライバーとしての活動を一切行っていない。

 ヒストリックイベントの祭典としてサンマリノで開催されるラリー・レジェンドは今年で16回目の開催を迎えることになっており、主催者は今週、ミークがこのイベントでラリーカーのコクピットに戻ってくることに合意したと発表した。彼のコドライバーは、普段セーフティクルーを務めているディレク・ブランニガンとなる予定だ。

 ミークはコリン・マクレーの10周忌イベントとして開催された昨年のラリー・レジェンドで、シトロエン・クサラWRCをドライブしているが、今年は競技にWRカーで参戦する可能性もあると言われている。あるいはかつてマクレーがドライブしていたスバル・インプレッサWRCでレジェンド・スターショーに参加するのかは、今後間もなく決定される。スコットランド出身のマクレーは1995年のWRCで優勝し、ミークのキャリア初期における良き先輩だった。

 今年のラリー・レジェンドは、マルティニがモータースポーツと関わった50周年を記念するイベントとなり、栄光を築いたマルティニ・カラーのラリーカーが集結することになっており、イタリア出身のワールドチャンピオンであるミキ・ビアジオンがホスト役を務めることになっている。3日間のイベントには、ミークの他にクレイグ・ブリーン、WRC準優勝の経験を持つミッコ・ヒルボネンが参加する予定だ。ブリーンはいつものコドライバーであるスコット・マーティンとシトロエンC4 WRCをドライブし、ヒルボネンはヤルモ・レウティネンとフォード・フォーカスWRCをドライブする。