WRC2018/04/05

ミークがコルシカ・シェイクダウンで一番時計

(c)Citroen

 世界ラリー選手権(WRC)第4戦ツール・ド・コルスのシェイクダウンが木曜日の朝に行われ、シトロエン・レーシングのクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)が4分0.8秒の一番時計を奪い、ヒュンダイ・モータースポーツのアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)が2.2秒差の2番手タイムで続くことになった。

 シェイクダウンはバスティア南部の5.45kmのソルボ・オカーニャーノのステージで朝8時から始まることになった。前日の午後から降り始めた強い雨は上がったものの、コーナーのイン側にたまった泥がインカットでコースにかきだされるためコースのコンディションは走行のたびに汚れることになり、ほとんどのドライバーが1回目の走行でもっともいいタイムを記録した。

「昨日の雨のため、湿ったところが多かったため、少々トリッキーなシェイクダウンだった。僕のリズムは大丈夫だったし、タイムはそれほど重要ではない。クルマも満足だったよ」とミークは語った。彼は昨年、エンジントラブルでリタイアするまで完全にラリーをコントロールしていた。

「コンディションがよりドライになれば、誰もがグリップをもっと信頼することができる。ラリーはますますドライになるように見えるので接近したバトルになるだろう。今朝は難しくてユニークなコンディションだったが、ラリーではそうならないかもしれないね」

 2番手のミケルセンから0.8秒差でティエリー・ヌーヴィル、さらに0.5秒差でダニエル・ソルドが続き、ヒュンダイi20クーペWRCが2-3-4番手を占めることになった。

 選手権リーダーのセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)はミークから4.3秒遅れの5番手、チームメイトのエルフィン・エヴァンスがさらに1秒差の6番手で続いている。

 シトロエン・レーシングからの2戦目となるセバスチャン・ローブはエヴァンスから0.3秒差の7番手タイム、トヨタGAZOOレーシングのオット・タナク、ヤリ-マティ・ラトバラ、エサペッカ・ラッピが8-9-10番手タイムで続くことになった。

 ラリーは今夜、バスティアのサン・ニコラス・プレースでセレモニアル・スタートが行われたあと、金曜日の朝9時50分(日本時間16時50分)からラ・ポルタ〜ヴァレ・ディ・ロスティノのステージで開幕する。週末は晴れの日が続き、ステージはドライになると予想されている。