ERC2017/09/14

モリナロ、ERCレディス・トロフィー王座なるか

(c)RedBull

 オペル・ラリー・ジュニアチームのタマラ・モリナロは、今週末に母国イタリアで開催されるヨーロッパ・ラリー選手権第7戦のラリー・ディ・ローマ・カピターレにおいて、地元ファンの声援を受けてERCレディス・トロフィーの王座獲得に挑むつもりだ。

 19歳のモリナロは現在、ERCレディス・トロフィーにおいて131ポイントを獲得しており、2位につけるエマ・ファルコンに54ポイント差、3位のケイティ・マニングス(プジョー208 R2)に74ポイントの差をつけてリードしている。

 レッドブルの支援を受けてオペルとともに今季から本格的にERCへの挑戦を開始したモリナロは、新たにベテランコドライバーのジョバンニ・ベルナッキーニを迎えて前戦バルム・チェコ・ラリー・ズリンに挑んだが、ERCレディスをリードしていながら最終日の午後、パワーステアリングに問題を抱えて2分遅れの2位に終わることになった。ベルナッキーニとの2戦目を迎える地元戦で彼女はその雪辱を晴らすつもりだ。

「母国の言葉を話せる場所に行けるのはいつもいいものね。コドライバーのジョバンニ・ベルナッキーニもいるし、友人やファンたちとも会える。母国でのラリーに参戦できることを心から楽しみにしているの」とモリナロは語った。

「このラリーについてはオンボードビデオを何回も研究した後、ここのスペシャルステージがポーランドやチェコよりも自分に適していることを期待している」

「いつものようにクレバーになって、コントロールしながら速さみせてアダムR2をゴールさせたい。もちろんオペル・ラリー・ジュニアチームのためにレディス・トロフィーのタイトルを獲得できれば最高ね!」