WRC2020/11/16

モンツァがアイテナリー改訂、ステージ名称も発表

(c)Monza Rally Show

 イタリア自動車クラブ(ACI)は、12月4〜6日に今季の世界ラリー選手権最終ラウンドとして行われるACIラリー・モンツァの改訂版アイテナリーを公開、これまで未確定だったステージ名についても明らかにしている。

 ACIラリー・モンツァは、シーズンを締め括るイベントとして北イタリアのミラノ近郊にあるオートドロモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ(モンツァ・サーキット)をベースに16SS/241.14kmで争われ、サーキットのパドックがサービスパークとして使用される。

 レグ1と最終日のレグ3はモンツァ・サーキットでの1日となり、F1イタリアGPが開催されるGPコースとともにバンクをもつ旧オーバルコースやサーキット施設内の道路などを組み合わせていくつかのバリエーションのあるコースが設定され、土曜日のレグ2にはベルガモ県の一般道を閉鎖して使用するスペシャルステージを追加し、サーキット+ラリーステージのミックスイベントとして開催される。

 シェイクダウンは12月4日木曜日の朝10時から行われるモンツァ・サーキット(4.00km)となり、13時50分にサーキットのパドック・ウォーキングエリアに設けられたスタートランプで行われるスタートセレモニーのあと、グランドスタンド前に設けられるテクニカルなスーパーSSモンツァ・レガシイ(4.33km)で開幕する。当初、オープニングSSとして2.02kmのモンツァ・キング・オブ・ショーのステージが発表されていたが、コースと設定が変更されることになった。レグ1の初日はこの1ステージのみとなる。

 5日金曜日はモンツァ・サーキットとその周辺施設のコースを使用した5SS/69.61kmの1日となる。13.43kmのジュニア・ステージを2回走行、16.22kmのロッジア・ステージを2回走行したあと、10.31kmのグランプリ・ステージがこの日の最終ステージとなる。ステージごとに15分のフレキシ・サービスが行われ、最終ステージのあとのみ45分間のサービスが認められている。

 5日土曜日のレグ2はサーキットを離れて、モンツァの北東に位置するベルガモ県の山岳ステージが舞台となる。セルヴィーノ(25.06km)、ジェローサ(11.09km)、コスタ・ヴァッレ・イマーニャ(22.17km)のあとサーキットでの40分間のサービスが行われ、ふたたび朝と同じ3ステージをループ、さらに前日と同じくグランプリ・ステージがこの日の最後のステージとして行われる。7SS/126.95kmというラリー最長の1日となる。

 6日日曜日のレグ3は4SS/40.25kmという短い最終日となり、グランプリの3回目の走行で幕を開ける。そのあと14.97kmのセッラーリオの2回の走行が計画されており、2回目のセッラーリオが週末を締めくくるパワーステージとなる。この日もステージごとに15分のフレキシ・サービスが予定されている。