WRC2021/01/04

モンテ、外出制限強化でまたもスケジュール変更か

(c)Hyundai

 フランス政府は1月2日、オートザルプ県を含む15県における行動制限や夜間外出規制をさらに強化したため、2021年開幕戦ラリー・モンテカルロのスケジュールはさらに変更される可能性がでてきた。

 新型コロナウイルスがふたたび流行していることから、フランス政府はフランス全土における移動制限についてさらなる変更を余儀なくされている。政府は昨年12月、20時から朝6時までの夜間の外出を禁止、そのためモンテカルロ主催者はアイテナリーを変更、ナイトステージをすべてキャンセルしたほか、観客の一般道での観戦を禁止し、ステージへの主要なアクセス道路を封鎖することを決定している。

 しかし、政府は2日にフランス東部を中心とした15県での外出制限を夕方の18時から開始することを決定、このなかにはラリー・モンテカルロのホストタウンであるギャップをもつオートザルブ県も含まれており、ギャップを中心に構成されるスペシャルステージの大部分がこの制限を受けることになる。

 当局は、この新しい制限について、2日から1週間にわたって適用したあと、再評価を行うと説明しているが、さらに延長された場合には、1月21日から24日に開催されるラリー・モンテカルロの開催に重大な影響を及ぼすことになる。