WRC2020/01/14

モンテカルロ、エントリーリストを発表

(c)Hyundai

 モナコ自動車クラブ(ACM)は13日、2020年世界ラリー選手権開幕戦ラリー・モンテカルロのエントリーリストを公開、11台のWRカー、33台のR5マシンを含む、全88台のマシンが88回目を迎える今年のクラシックイベントをスタートする。

 ヒュンダイはティエリー・ヌーヴィルとセバスチャン・ローブに加えて新たに加入したワールドチャンピオンのオイット・タナクの3台となり、タナクはワールドチャンピオンのみに許されるカーナンバー1番で出走することを望まず、昨年と同じくカーナンバー8で登録している。ヌーヴィルは今季と同様に11番、ローブは19番からワールドチャンピオンを獲得した回数を意味する9番へと変更して新シーズンに挑む模様だ。

 新しい布陣で臨むトヨタGAZOOレーシングWRTはセバスチャン・オジエ、エルフィン・エヴァンス、カッレ・ロヴァンペラの3台をマニュファクチャラーノミネート、4台目のヤリスWRCで勝田貴元が初のWRカーでのモンテカルロに挑む。7年ぶりにカーナンバー1をつけないで戦うオジエは、今季はカーナンバー17番をチョイス、エヴァンスは33番を踏襲、ロヴァンペラは69番、勝田は今季と同じく18番を選んでいる。

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは4台のフォード・フィエスタWRCをエントリー、テーム・スニネンはカーナンバー3番、エサペッカ・ラッピはナンバー4番、ガス・グリーンスミスはナンバー44番でエントリーした。また、4台目のマシンがリトアニアのプライベーター、デイビダス・ジョシウスに委ねられる。

 WRC2選手権(昨年のWRC2プロ選手権)には5台のマシンがエントリーした。PHスポールからはマッズ・オストベルグ、Mスポーツ・フォードからはアドリアン・フォーモウとリース・イェーツが出場し、ヒュンダイのWRC2のオフィシャルチームであるヒュンダイ・モータースポーツNからニコライ・グリアジンとオーレ・クリスチャン・ヴェイビーが出場する。

 また、プライベーターのためのWRC3選手権(昨年のWRC2選手権)には13台がエントリー、エリック・カミリー(シトロエンC3)、二人のフランス王者であるヨアン・ロッセル(シトロエンC3)とヨアン・ボナート(シトロエンC3)のほか、18歳のオリヴァー・ソルベルグ(VWポロGTI)が名を連ねている。