ティモ・ラウティアイネンが、FIA総会において来季のWRCコミッションの副委員長に就任することが正式に決まった。
FIAは7日にロシアのサンクトペテルブルグで年次総会を行い、FIA定款の改正、ワールド・モータースポーツ・カウンシル(WMSC)やさまざまな委員会のメンバーの改訂や新メンバーの承認を行っている。
WRCコミッションについては、ポルトガルのカルロス・バルボサ委員長が留任したが、これまで副委員長を務めていたフィンランドのヤルモ・マホネンが退任、これまでWRCイベントの競技委員などを務めてきたラウティアイネンが新副委員長に就任している。ラウティアイネンは、マーカス・グロンホルムのコドライバーとして通算30勝、2000年と2002年に2度のワールドチャンピオンに輝いたあと、2012年からFIAに転職、イベントのスチュワードを務めてきた。
FIAのジャン・トッド会長は、「スポーツとモビリティという2つの柱の間の協力関係がさらに深まり、両者の緊密なつながりがいくつかの重要な問題の進展につながっている。今後も2つの柱の間にさらに強固な橋を架けることを目指す」と語っている。
また、今回のFIA年次総会では新たにドリフティング・コミッションの新設が発表され、株式会社サンプロスD1事業執行役員の飯田麻紀子氏が初代委員長に就任している。