WRC2018/06/04

ラッピ、「ハードに攻める自信もついてきた」

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングのエサペッカ・ラッピは、一年前にいいパフォーマンスを残して4位でフィニッシュしたラリー・イタリア・サルディニアでは今年、さらにいい結果を目指してハードに攻めるつもりだ。

 ラッピは昨年のサルディニアではトヨタ・ヤリスWRCでの2戦目のラリーだったにもかかわらず、テルグ-オージロのステージで初めてのベストタイムを記録。2速ギヤを失いながらもこの衝撃の速さをみせた彼はその後もベストタイムを重ね、パワーステージをも含む6つのベストタイムを記録することになった。

 昨年のフィンランドで衝撃的な速さで初優勝を飾って以来となる2度目の表彰台が近づいていることを彼は感じている。

「サルディニアをふたたび走ることとても楽しみにしているんだ。昨年はとてもいい結果を残すことができたし、6つのステージでベストタイムを記録するなど、速さをみせることもできたからね」とラッピは語った。

「僕はあれ以降、多くを学んだし、クルマも大幅に進化した。それにここ数戦はとてもリラックスして走ることができており、ハードに攻める自信もついてきた」

 ラッピは昨年のサルディニアの初日を9番手のポジションからスタートしたが、今年は4番手のスタートとなるため路面はそれほどクリーンではない。それでも彼はこのチャレンジをそれほど心配してはいないようだ。

「僕らは現在、選手権ランキングで5位につけているので、金曜日のステージは早い出走順で走ることになる。サルディニアは出走順の影響がとても大きいラリーだが、前戦のポルトガルでは最後の2日間を早い出走順を経験したので、それほど心配をしていないよ」