WRC2018/05/22

ラッピ、今季3度目のパワーステージ勝利

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのエサペッカ・ラッピは、ラリー・デ・ポルトガルで今季3度目のパワーステージ勝利を達成した。

 昨年のポルトガルでWRカーでのデビュー戦に挑んだラッピは、2年目となった今年のポルトガルでは、二日目以降、ライバルでもあるフィンランド出身のテーム・スニネンと3位をめぐって激しいバトルを演じることになった。

 ラッピは残念ながらポディウムには届かず、さらにラリー後に初日のストリートステージでラウンドアバウトのストローベイルに接触したことによるペナルティを科せられて、順位を1つ落として5位でラリーを終えることになったが、昨年、FIAアクション・オブ・ザ・イヤーに輝いたファフェのステージで今度はパワーステージ勝利を獲得するなど、成長を確認できた戦いができたことに満足している。

「昨日と同じように、最終日も最初から最後まで全開で走り続けたが、最後までスニネンに追いつくことはできなかった。本当にタフな戦いでしたが、彼はポディウムフィニッシュに相応しい素晴らしい走りをしたと思う」とラッピはスニネンのポディウムを讃えた。

「僕自身にとっては、パワーステージで5ポイントを獲得したことを素直に喜びたいと思う。今シーズンは6 戦中3戦でパワーステージを制し、それによって貴重な15ポイントを獲得している。今週末は、ミスをしないという自分の目標を達成できたし、とても満足しているよ」