WRC2018/09/29

ラトバラ、ウェットのトラクション不足が改善

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのヤリ-マティ・ラトバラは、来週のラリーGBにむけたプレテストがウェットコンディションで行われたため、昨年苦労したトラクション不足の問題をかなり改善できたと語り、本番への自信をみせた。

 今年のラリーGBは昨年よりも3週間早く開催されるためドライコンディションになる可能性があるされているが、突然の豪雨に見舞われた先週のプレテストデイがそうだったようにウェールズの秋空はけっして安定しているわけではない。

 ラトバラは昨年のプレテストがドライだったため、ウエットとなった本番では間違ったセットアップによって初日からトラクション不足に悩まされてペースを上げることができなかったと明かしたが、ウェットコンディションのセッティングが進んだ今年はスタートから出遅れることはないと考えている。

「ラリーGBは僕にとって今回で17回目の参戦となる。2002年に初めて出たWRCが、ラリーGBだったこともあって、僕のお気に入りのイベントのひとつなんだ」とラトバラは語った。

「先週のプレテストはとても良い内容だった。このラリーは降雨により路面がマディになることが多いにもかかわらず、過去2年、テストではドライコンディションだった。僕も誤ったセットアップをしてしまった。しかし、今回は雨の中でマディなコンディションでテストをできたのでよかったよ」

「クルマはそのような路面でいい走りをみせたよ。昨年苦労したトラクション不足をかなり改善できているし、ドライビングもクルマも全体的に良いフィーリングだったので、ラリー本番がとても楽しみだよ」