WRC2017/10/07

ラトバラ、スロットカー対決でタナクを破る

(c)Hyundai

 ラリー・デ・エスパーニャの木曜日、スタート前の記者会見に臨んだトップドライバーによるスロットカー対決が行われ、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラが、ファイナルレースでオット・タナクとのバトルを制して幸先のいい優勝を飾っている。

 このスロットカー対決は、スペインの玩具メーカー、ファブリカ・デ・フォゲテースが、スロットカー玩具セットに関してWRCと複数年にわたるライセンス契約を締結したことにともなって催された。

 立体的なループをもつコースを2台併走によるスーパーSSスタイルのレースで争い、ラトバラはコースオフで出遅れながらも集中力をみせてアンドレアス・ミケルセンを下してファイナルに進出、ステファン・ルフェーブルを破ったタナクとファイナルレースで競うことになった。ファイナルではスタート直後にタナクがコースオフ、ラトバラがプレッシャーをはね除けて悠々と勝利を飾っている。

 販売されるキットには、1/43のシトロエンC3 WRCとフォード・フィエスタWRCのマシンが含まれ、ループ、シケイン、立体交差、スノーセクションなどの違いによる4つのコースを選ぶことができるようだ。

 会場にはそれぞれのワークスマシンのカラーリングにされたスロットカーも展示されていたが、キットにはトヨタ・ヤリスWRCのオプションはないため、トヨタ86にカラーリングされたミニカーが展示されていた。