WRC2017/07/02

ラトバラ、トラブルで優勝争いから脱落

(c)Toyota

 TOYOTA GAZOO Racingのヤリ-マティ・ラトバラは、ラリー・ポーランドの土曜日に優勝争いも期待される速さをみせながらも原因不明の問題で突然失速、リタイアとなってしまった。ラトバラは最終日にリスタートする。

 トップと6.6秒差で土曜日をスタートしたラトバラは、オープニングステージのSS11でベストタイムを記録。トップと5.8秒差に迫った。そして、以降も2、3番手タイムを刻むなど好ペースを維持したが、SS16でメカニカルトラブルが発生し、走行を諦めなくてはならなくなった。

 チーム代表のトミ・マキネンは、ラトバラがストップした原因を究明して、二度と同じ問題が起きないよう対策を講じることを誓った。

「昨日のエサペッカ(・ラッピ)、そして今日のヤリ-マティと2日連続で厳しい1日となってしまった。ヤリ-マティにはラリーをリードする速さがあっただけに残念だ。明日は再出走を予定するが、まずはクルマに何が起こったのかを精査し、再発防止に全力を尽くします。とにかく懸命の努力を続け、学びを怠らず、改善を続けなくてはならない」

 ラトバラは選手権にとっても痛いリタイアになったとしながらも、最終日のパワーステージでのポイント獲得を目指す。

「SS16の途中でクルマにトラブルが発生し、走行を続ける事ができなくなった。それまではクルマのフィーリングがとても良かったので残念だよ。ポイントを大量に獲得できる好機を逃したことは選手権にとって痛手だが、明日はパワーステージも控えているので、諦めず戦い続けるつもりだ」とラトバラは語った。

 また、チームメイトのユホ・ハンニネンは、8位で土曜日をスタートしたものの、ターボの加給圧のトラブルや、スローパンクチャーに見舞われたが、粘り強い走りでタフな1日を11位で走り切っている。