トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのヤリ-マティ・ラトバラは、ラリー・イタリア・サルディニアでは石にヒットしてリタイアしないようにレッキの際にはクルマを停めてステージや路肩に転がる石を取り除いていたと明かした。
ラトバラはラリー・アルゼンチンに続いて前戦のラリー・デ・ポルトガルでもイン側の石にヒットしてサスペンションを壊してリタイアとなっている。
ラトバラにとってサルディニアは190戦目のWRCであり、コドライバーのミーカ・アンティラにとっては200戦目のWRCという節目の一戦なる。シェイクダウンでトップタイムを奪って好調な走りをみせたラトバラは、記者会見において3戦連続して同じ間違いをしないようにサルディニアには慎重なアプローチで立ち向かうと語った。
「サルディニアに必要なのは慎重なアプローチだ」とラトバラは語った。
「レッキでは以前よりも多くの時間を使った。いくつかの場所では(路肩やステージにある)石を投げ捨てるためにクルマを止めることになった。そして実際に歩き回り、石を注意して路肩をチェックしたんだ」
「路面の悪い場所あるいは石が地面にあるところでもそれを越えるのか、それを避けるのか、(ペースノートに)これまでより慎重にマークしようとしたんだ」
「僕らはクルマについても少しいじった。前より車高を上げているのでインパクトがあってもそれを助けてくれるはずだが、そうアグレッシブにコーナーに立ち向かうつもりはない。ポルトガルからここまでサスペンションに関して(強化する)作業を行う時間はなかったが、現実はあまりにもアグレッシブに運転しすぎだったので、そのやりかたも変えなければならない」