WRC2017/10/06

ラトバラ、初日のテーラ・アルタが勝利の鍵

(c)Toyota

 ヤリスの進化に手応えを感じているヤリ-マティ・ラトバラは、ラリー・デ・エスパーニャでの初勝利を狙っている。彼は初日に行われるラリー最長のテーラ・アルタのステージが勝負の鍵になると語った。

 鋭い石が転がる38.95kmのテーラ・アルタは例年、パンクに泣くドライバーが多く、さらにグラベルを主体としながら中間のセクションがターマックとなるため、グラベルタイヤを摩耗させて次のステージで失速するドライバーも多い。

 ラトバラは木曜日に行われたシェイクダウンでは6番手にとどまったが、本番とは異なるキャラクターのステージになるため問題はないと語っており、スペイン制覇に全力を挙げて挑むつもりでいる。

「長い休みも終わり、新たな気持ちで戦いに臨みたいね。スペインでは5回表彰台に登っているが、優勝はまだないので優勝を目指して頑張るよ。デイ1はグラベルが中心のコースだが、SS3とSS6のテーラ・アルタのステージは途中でターマックの区間があり、タイヤにとても厳しいステージとなる。挑戦し甲斐がある1日となるだろう」とラトバラは語った。

「シェイクダウンではハンドリングがややアンダーステアに感じられたが、実際のラリーとは異なるタイプのコースだったのでタイムは気にしていない」

「ヤリスは改良を重ね、どんなサーフェイスでも速いクルマに仕上げることが今年の目標だった。いくつか大きなステップを踏み、フィンランドではエンジンがアップデートされたものとなった。もちろんまだやるべきことは多く残されているが、すべてのサーフェイスで戦えるクルマになっている。スペインのスタートを楽しみにしているよ」