WRC2017/07/24

ラトバラ、母国フィンランドで4勝目を目指す

(c)Toyota

 TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラは、今週末のラリー・フィンランドで母国イベントでの4勝目を目指す。

 ラリー・フィンランドの最多勝利はマーカス・グロンホルムとハンヌ・ミッコラという伝説のフライングフィンが記録している7回だ。マルク・アレンが6回、トミ・マキネンが5回で続いており、これまでに2010年、2014年、2015年と計3回表彰台の中央に立っているラトバラは史上第5位の記録を狙っている。

 ラトバラはもはやフィンランドがフライングフィンの聖地ではないことを認識してるものの、ホームイベントに臨むチームと自身のためにも落とせない一戦だと感じているようだ。彼は2回にわたる合計4日間のプレテストでの走りこみでフィンランドにむけて完全な準備ができたと感じている。

「モンテカルロと同じように、フィンランドは誰もが勝ちたいと思っているラリーだ。とくにフィンランド人ならば、なおさらのことだ」とラトバラは語った。

「もちろんプレッシャーは感じるけれど、それはポジティブな意味でのプレッシャーだ。今回の僕の目標は、言うまでもなく優勝となる。ラリーを前に4日間のテストを行ない、クルマのさらなる進化を確認できた」

「フィンランド人にとって地元イベントであるというアドバンテージはもはやない。今や多くのステージが毎年使われているため、フィンランド人以外の選手も、充分な経験を持っているからね。激しい戦いになるだろう。けれど自信はあるよ」