WRC2018/02/12

ラトバラとハンニネン、タイヤを失ってリタイア

(c)Jari-Matti Latvala WRC

 トヨタGAZOOレーシングWRTのヤリ-マティ・ラトバラは、昨年までチームメイトだったユホ・ハンニネンとともに先週末にフィンランドで開催されたアウトピルッティ・ラリーにトヨタ・セリカGT-FOUR ST165で出場、ラリー・スウェーデンを前にスノードライビングを楽しんだ。

 ラトバラとハンニネンは昨年の10月もフィンランドで行われたペウルーンカ・ラリーでフィンランド・チャンピオンに輝いたテーム・アスンマーが駆る最新のシュコダ・ファビアR5を相手に堂々の2位でフィニッシュしており、二人は今回もまたカーナンバーK-AM 583のセリカを駆って、ユヴァスキュラの100kmほど西部に位置するアフタリで開催されたアウトピルッティ・ラリーに出場した。

 ラトバラはオープニングSSからリードを広げ、SS3を終えてその差を2分30秒まで広げてみせた。しかし、彼はこのステージの最終コーナーで飛びだしてきたバイクを避けようとしてホイールベアリングを破損、3輪状態でフィニッシュしており、ラリーの続行を断念することになってしまった。
 
「僕らはアウトピルッティ・ラリーのヒストリッククラスで2分30秒もリードしていながら、SS3のあとでリタイアとなってしまった。ホイールベアリングを壊してしまったんだ」とラトバラは語った。

「最後のコーナーで3輪となってしまったのでタイヤを拾ってきたけれど、なんとかサービスに戻ったとしても修理に必要なパーツがないので、ここでマシンを止めることになったんだ」

「大事なことは、ユホ(・ハンニネン)と今日はとても楽しむことができたし、セリカのドライブは信じられないほどだった。スウェーデンで会おう!」