WRC2017/05/20

ラトバラ横転、首位争い脱落もヤリスの速さに驚き

(c)Toyota

 TOYOTA GAZOO Racingのヤリ-マティ・ラトバラは横転で優勝争いから脱落したものの、ヤリスWRCで勝利を争える速さをみせることができたことに満足したようだ。
 
 ラトバラはSS2で2番手タイム、SS3ではトップタイムを記録するなど朝のループは好調を維持し、一時はトップに立ったが、SS7のポンテ・デ・リマで転倒し、大幅にタイムを失い13位で金曜日を終えることになった。
 
 ラトバラは優勝のチャンスがなくなったことにがっかりしているものの、一時的だったとはいえ、難しいコンディションとなったラリーをリードしたことは驚きだったと認めた。
 
「ステージは予想していたよりもかなり荒れていたが、それでも思い切り攻めた。僕がラリーをリードしたことは驚きだったよ」とラトバラは語った。
 
「最後のグラベルステージはかなり荒れており、クルマが滑っているような奇妙なフィーリングだった。スライドを止められなかった結果、コース脇のバンクに当たり、2輪が浮いた状態となって転倒してしまった。タイムをかなり失い、クルマにもダメージを受けたが、何とかサービスパークに戻ることができた」
 
「あまりいい日ではなかったが、たしかなことはトヨタが速かったことであり、勝利のために戦うことができたということだ。みんながクルマのために素晴らしい仕事をしてくれたことは分かっているし、本当に感謝している。気持ちを切り替えて、明日以降はポイントを獲得するために戦うつもりだ」