WRC2021/01/01

ラリー・フィンランドが新しいロゴを発表

(c)Rally Finland

 世界ラリー選手権のフィンランド・ラウンドとして開催されるラリー・フィンランドは、長年にわたってイベントをサポートしてきたネステ社とのお別れのあと、2021年7月29日〜8月1日に行われる70周年記念のメモリアルイベント開催にむけてイベントロゴを一新した。

 1948年にフィンランドのエスポーで設立されたネステは、1994年から1000湖ラリー(現在のラリー・フィンランド)の冠スポンサーとなってきたが、昨年、26年にわたる協力関係の終了を決定している。

 ラリー・フィンランドの新しいイベントロゴは、流線型のデザインでスタイリングされており、この伝説的なイベントの象徴でもあるフィンランド国旗の色、白夜の太陽、うねるようなグラベルロード、ラリーカーのタイヤといったものを想起させるデザインとなっている。

 ラリー主催者であるAKKスポーツCEO代行のマルクス・ハッキネンは、すっきりとした新しいロゴの解釈はラリーファンに委ねたいと語っている。

「私たちは、イベント名をメインとしてすっきりとしたロゴをデザインしたいと考えてきた。世界ラリー選手権フィンランド・ラウンドの国際的な名称であるラリー・フィンランドは、伝統をもつ伝説的なラリーを強くイメージさせるものであり、それをロゴのアーチが強調している」

「ラリーファンや観客は、それぞれが自分にとって最も意味のある連想や解釈をすることができるし、私たちにとっては、ラリーの象徴性に加えて、フィンランドらしさとコミュニティの意識を象徴するものとなっている。ラリー・フィンランドは、毎年開催されるフィンランド最大のスポーツイベントであり、観客、競技者、ラリーメーカー、イベントパートナー、地域の関係者など、さまざまな人々が参加し、70年前から続いている強いコミュニティ精神を持ったユニークな "タペストリー "となっている」