WRC2022/06/24

ラリー前会見「ここに帰ることができて良かった」

(c)Safari Rally Kenya

―イサベル・ガルミッシュ、サファリ・ラリーへようこそ。まずはここまで経験してみて、どう思いましたか?

イサベル・ガルミッシュ:「私にとってはとても素晴らしい経験になっている。初めてのケニアに来られてとても嬉しいし、また同時にすごい冒険でもあるわね」

―レッキはどうでしたか、ここサファリはコドライバーにとってどれくらい大変ですか?

ガルミッシュ:「おそらくここの難しさは・・・」

ローブ:「古い道で、僕たちにとっても読むことが難しいくらいだからね」

ガルミッシュ:「そうね、コドライバーとしては読んでいくのが難しい、とにかく私のベスト尽くすしかない」

―非常に厳しい週末になりますが、ラリー・モンテカルロではあなた方が表彰台の最上段に上がるのを見てきました、ここでもその可能性はあるかもしれません。イサベル、このイベントで良い結果を出す自信はどれくらいありますか?

ガルミッシュ:「それは分からない、誰もがそうだと思うけど、ラリーを最後まで走りきるまでなんとも言えない。私はベストを尽くすだけだし、もちろんセブもそう、そしてどうなるか」

―セバスチャン・ローブ、2002年にここに来て以来20年ぶりとなりますが、あなたは当時と全然変わっていないように見えます、ラリーも同じように感じますか、20年前とはとても違ったものになっていますが?

セバスチャン・ローブ:「当時の古い道路はあまり改善されていないと思うけど、ラリーのフォーマットはすごく違うものになっているね。今はWRCフォーマットでステージを走るようになったけど、20年前は非常に長い100kmを越すようなステージがあって各クルマの上をヘリコプターが飛んでいて、コースもほとんどクローズされていなかったから僕たちは無線を使って、ヘリコプターから道路に何かがあるとかトラックが来そうだとか、子供が遊んでいるかもしれない、動物がいるといったことを教えてもらっていた。違う感じのラリーではあったけど、さっきも言ったように、道路はあまり改善されていないから、そういう意味では同じようなスタイルのラリーになると思うし、ハードにプッシュしてどこでも常に最速を極めようというものではないということだ。できるだけ問題を少なく、最後まで走り切ることが重要になるので、アプローチとしては当時とそんなに変わらないと思う」

―つまり、今週末は頭を使わなければならないということですね?

ローブ:「クルマに乗っていると簡単にはいかないけど、それをなんとかやっていくことが必要だ」

―昨年は走っていないあなたが行なってきた準備について話してください。

ローブ:「もちろん昨年からのビデオを見るようにしたよ」

―誰のビデオを見ましたか?

ローブ:「主にセブ(オジエ)のだね(笑)。ラリーの前にできることは、ちょっとでも道の感じを理解できるようにすること、いいノートを作成してと、実際他のラリーの時とほとんど変わらない。自分にとってまったくの新しいラリーとなるとすこし複雑だけど自分たちのベストを尽くして臨むよ、さきほど言ったように、要は最速で走ることだけではなく、ステージの最後まで走り切ることだからね、僕たちがどこまでやれるか見ていこう」

―今朝のシェイクダウンでのクルマのフィーリングはどうでしたか?

ローブ:「2回目の走行のあとにはほとんどボロボロだったけど、クルマのフィーリングは最高だった。ステージでは揺れがかなり酷かったけど、これは我々のクルマの問題だとは思わない。でもこれほどハードでラフな状態になるとは思っていなかった、特にシェイクダウンの終盤、3回目の走行に入る時にはもう破壊された状態だったからね。ステージではもう少し楽に走れるといいんだけど・・。荒れたなステージを走ってみてよく分かったのは、シェイクダウンの時くらいハードにプッシュしてしまうとすべて破壊しかねないから、気をつけていかなければならないということだ、だからいい経験になったよ」

―最後に、ここにまた来て良かったですか?

ローブ:「そうだね、また来ることができて良かったよ、それを望んでいたからね。たくさんのいい思い出があるし戻ってこられて嬉しいよ」