WRC2022/06/24

ラリー前会見「何が起こるかわからない」

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―セブ、昨年の勝者としてサファリ・ラリーに戻ってきた感想を聞かせてください。昨年の経験から、どのように感じていますか?

セバスチャン・オジエ:「昨年、このラリーの雰囲気と人々の情熱に驚き、感動したことが、今回戻ってきた最大の理由だ。そして、勝利したことで、さらに好感を抱いてまた戻ってきたいと思うようになった。昨年よりもはるかに厳しいコンディションで、大きな挑戦になりそうだ。誰もがどこかの時点でトラブルに見舞われることになると思う」

―昨年よりもはるかに険しい挑戦だと皆が言っています。どのような点でそうなのでしょうか?昨年と何が違いますか?

オジエ:「単純にコンディションはさらにラフで、岩やフェシュ・フェシュも増えていて、その下に何があるかわからず、突然驚かされることになる。何が起こるかわからないんだ。それと同時に、マシンはオーバーヒートなど、自分ではコントロールできないパラメーターがたくさんある。でも、結局のところ、僕たちはベストを尽くして戦うのみだ」

―ラリーはスーパーSS(ナイロビ、カサラニ)で始まり、金曜日と今週末はタフなステージに突入します。あなたは昨年優勝していますが、昨夜、トップ3に入る可能性があると言っていました。その根拠はなんですか?

オジエ:「ここでは、多かれ少なかれ、誰にでも賭けることができる。何が起こるかわからないからね。でも、僕はこれまでのキャリアで5位や10位を目指してラリーをスタートしたことはないので、上位を目指したいし、そうできればいいと思っている。ドライブを楽しめるステージもあれば、クレバーに走らなければならないステージもあると思う」

―昨年は素晴らしいペースが見られ、ステージに素早く適応し、その上でどのようにドライブするかを知っているように見えましたが、日曜日にはすべてが上手くいかなくなってしまいました。昨年から学んだことで、今年に生かせることは何でしょうか?

ティエリー・ヌーヴィル:「 昨年は、このイベントに対して少し神経質になっていて、どのようにアプローチしたらいいのか、まったくわからない状態だった。昨年の経験は、今回、どのように臨めばよいかを知る上で、とても役に立った。今年は、トラブルが発生したときのために、常に良い解決策を用意しておかなければならないが、それと同時に、トラブルなく、良い週末を過ごすことができる最初のイベントとなることを期待している」

―昨年は最終ステージで雨が降りました。また土曜日の『スリーピング・ウォリアー(眠れる戦士)』と呼ばれるステージはドライバーたちにとって大混乱となりました。今年はかなりの雨量が予想されます。レッキでも雨は降りましたか?その場合、どのような状況になりますか?

ヌーヴィル:「少し雨が降った。これからの状況を予測するのは難しい。去年もこの土砂降りの雨で、スリッパリーで、とてもドライブしにくかったのを覚えている。でも、ステージのコンディションは誰にとっても平等だった。今年は、雨が降って難しい状況になる可能性があるが、受け入れなければならない」

―今年は新しいステージが2つありますが、それについてはどうですか?

ヌーヴィル:「正直なところ、新しい(ナラシャの)ステージはあまり好きではない。特に日曜日のステージは、あまり楽しめないと思う。フェシュ・フェシュの下には、何があるか分からないからね」