APRC2020/06/12

ラリー北海道、APRCタイトル返上を発表

(c)Takeshi Sakuma

 アジア-パシフィック・ラリー選手権のAPRCアジア・カップの一戦として9月11-13日に開催される予定だったラリー北海道が、今年のAPRCのタイトルを返上することを発表、すでに一般社団法人日本自動車連盟(JAF)からFIAに対して申請が行われている。

 ラリー北海道の主催者は、新型コロナウイルス感染症の流行にともなう渡航制限等について解除への目処が立っていないことからアジア-パシフィック・ラリー選手権としての開催が困難と判断したと説明している。

「新型コロナウイルスの影響で、現在、渡航制限等が行われており制限解除の日の見通しが立っていません。このため、アジア-パシフィック選手権として行う事は実質的に難しく、APRCのタイトルを今年は返上し、ノンタイトルの国際大会として行います」

 また、ラリー北海道は全日本ラリー選手権としての開催されるものの、無観客での開催となり、セレモニアルスタートなどは行なわず、9月12-13日の2日間のイベントにアイテナリーも変更するという。

「JAFの指針にあるように、可能な限りコンパクトな開催を目指し、競技は土日の2日間での開催とします。また、誠に残念ではありますが、JAFの指針に基づき、ラリー北海道としては初めて無観客での開催を予定しております。これに伴いセレモニアルスタート、ラリーショー等セレモニー行事は行いません。今後、変更等ありましたら改めて発表させていただきたいと思っております」