WRC2018/06/08

ラリー2ドライバーのリスタート順が変更へ

(c)FIA

 フィリピンのマニラで開催されたワールドモータースポーツカウンシル(WMSC)は、2019年から世界ラリー選手権ラウンドにおいてリスタートするドライバーのスタート順を変更することを決めた。

 リタイアしたP1ドライバーは現在はほかのP1ドライバーの後方から翌日リスタートしているが、2019年からは新しい規則の下でほかのP1ドライバーの前にスタートリストが組まれることになる。WMSCは、この変更が公平な利益のための変更だと説明している。

 また地域イベントについては、これまでのラリーカー・ピラミッドの研究に従い、FIA選手権や国内選手権への参加を促進できるよう、カテゴリー、グループ、クラスを合理化して単純化するように目標が設定された。

 このピラミッドではFIAやASNを通じて世界中で公認された手頃な価格の車が優先され、一部のカテゴリーにおいては地域のコンストラクターがホモロゲーションのための車を開発できるようにするという。

 グループR1の魅力を高めるために、2019年からは車両規定が簡素化され、グラベルラリーでの車の信頼性を向上させるとともに地域選手権や国内選手権で利用しやすくする。

 また、新しく公認されたR4キットのカテゴリーは、すべての地域選手権で有効となる。こちらはすぐに効力を生じる。