トヨタGAZOOレーシングの新しいスポーティングディレクターに就任したカイ・リンドストロームは、来週末のラリー・オーストラリアから初仕事に臨む。
トヨタは、11月16日から19日にかけて開催されるラリー・オーストラリアにヤリ-マティ・ラトバラとエサペッカ・ラッピの2台体制で参戦、WRC復帰初年度のフィナーレに相応しい結果を得るべく、チームは一丸となってシーズン最後の戦いに挑む。
これまでユホ・ハンニネンのコドライバーとしてトヨタ・ヤリスWRCの開発段階からチームに関わってきたリンドストロームは、ヤルモ・レウティネンの後任としてチームのスポーティングディレクターに就任、オーストラリアから新しいチャレンジを開始する。
「チーム代表のトミ(・マキネン)からスポーティングディレクターに任命され、今回が最初のイベントになる。私にとっては大きな挑戦となるが、本当に楽しみだ」とリンドストロームは語った。
「私は長年コドライバーとしてラリーに携わり、今年はトヨタGAZOOレーシングの一員としてチームと共に戦ってきた。ラリー期間中にどのような事が起こるのかは理解しているが、例えば競技中のサービスパークにおける仕事など、まだ知らない面もあるため、今回は新人の気構えで臨むつもりだ。ラリーに向けての準備は極めて順調なので、きっとうまく行くと信じている。ヤリ-マティ(・ラトバラ)は過去に何度も出場しているし、エサペッカ(・ラッピ)は去年WRC2カテゴリーで優勝している。天気予報によればラリー期間中は雷雨の可能性もあるようなので、そうなればおもしろい展開になるかもしれない」