ERC2017/07/26

ルクヤヌク「困難が待っているがこの世界に戻る」

(c)H-Racing

 アクシデントによるケガのために長期休養してきたアレクセイ・ルクヤヌクが、8月3〜5日にポーランドで行われるヨーロッパ選手権のラリー・ジェシュフで復帰することを正式に発表した。

 ラリー・ジェシュフの主催者が先週末、ルクヤヌクが同イベントで復帰することを発表、彼は日曜日にアレクセイ・アルノートフとともにHレーシングがプリペアしたフォード・フィエスタR5をテストしている。

 Hレーシングは、車イスのマークが付いたルクヤヌクの名前の貼られたリヤクオーターガラスの写真を公開、このテストが無事に終ったことから彼はラリー・ジェシュフでの復帰を正式に発表することにしたようだ。

「皆さん! アレクセイ・アルノートフと僕が、ラリー・ジェシュフにエントリーシートを送付したことをお知らせしたい。事故後のリハビリはまだ完了していないが、僕は毎日熱心に取り組んでいるので、ラリーが始まる前にスタートする準備が整うことを願っている・・・」

「ポーランドへの参戦はいい結果を得るための戦いとはならないだろうが、しかし、ラリーの世界に戻るための第一歩として、そしてファン、ライバル、パートナー、そしてこの恐ろしい事故で苦しんだ友人たち、彼らの愛する人たち、そして僕たちを困難な時期に強く支えてくれたすべての人たちに感謝の気持ちを表明する機会としたい・・・。僕はその運命の日に死んだアレクセイ・ラドヒンの家族や友人に深い悲しみとお悔やみを申し上げます・・・。これは簡単な決定ではなく、僕たちの目の前にはさらに困難な道が待っているが、僕たちはあなた方からサポートを得られることを願っています」とルクヤヌクは語っている。