WRC2チャンピオンのピエール-ルイ・ルベーは、2Cコンペティションチームのヒュンダイi20クーペWRCで今季の世界ラリー選手権4ラウンドに出場することを明らかにした。
ヒュンダイ・カスタマーレーシング部門が今季から新たに立ち上げたジュニア・ドライバーに選ばれたルベーは、当初、ラリー・デ・ポルトガル以降9戦へi20クーペWRCでの出場を予定していたが、新型コロナウイルスのパンデミックによって計画はストップしていた。
ルベーは先週、フランスのオーヴェルニュ・サーキットにおいてi20クーペWRCの最初のテストを行い、今週末はヨーロッパ選手権開幕戦のラリー・ディ・ローマ・カピターレではWRカーのための「ラリー・スターズ・ローマ・カピターレ」に参戦、さらに7月31日-8月1日のラリー・ディ・アルバでターマックの経験を積み、いよいよ新シーズンにむけてウォームアップをすることになっている。
ルベーは日曜日の夜、自身のSNSにおいて、今季のWRCプログラムをラリー・エストニアから開始、ラリー・トルコ、ラリー・ドイッチュランド、ラリー・イタリア・サルディニアの計4ラウンドを走ることになったと発表した。残念ながら当初の計画に含まれていたラリー・ジャパンへの参戦は見送られることになった。
「異例のシーズンになったが、すでに僕は、(コドライバーの)ヴァンサン・ランデとともに残りのシーズンのプログラムに集中している」と、ルベーはソーシャルネットワークにおいてコメントしている。