WRC2019/11/29

ロヴァンペラ、アークティックでヤリス・デビュー

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングへの加入が決まった19歳のカッレ・ロヴァンペラは、ラリー・モンテカルロでの世界ラリー選手権デビューの前に1月16日から18日までフィンランドで開催されるアークティック・ラップランド・ラリーに出場することが明らかになった。

 トヨタの開幕戦ラリー・モンテカルロに向けたテストは来週始まることになっている。ロヴァンペラは、まだ15歳だった2016年の夏に、WRCデビュー前のトヨタ・ヤリスWRCを一度テストしているが、このマシンのコクピットで一日を過ごして本格的に走り込むのは来週の火曜日に予定されるテストセッションが初めてとなり、さらにウィンターコンディションのアークティック・ラップランド・ラリーでそのスピードに習熟するチャンスをもつことになる。

 ロヴァンペラのマネージャーを務めるティモ・ヨウキは、ロヴァンペラがWRカーに慣れるための準備が重要だとしながらも、そのスピードには簡単に慣れるかもしれないと語っている。

「カッレは来年、引き続きWRCを学び、経験を積んでいかなければならない。しかし、彼はデビュー以来急速に進歩している。彼はR5マシンでの長時間の経験があるが、より速いWRカーにずっと簡単に慣れるかもしれない」

「カッレがWRCでの最初のシーズンで表彰台に立つことができれば、それは彼の年齢での素晴らしい偉業になる。特にフィンランドでは、カッレは勝利のために戦うことさえできるはずだ」