16歳のカッレ・ロヴァンペラのイタリア・ラリー選手権参戦に道が拓けることになった。
イタリア・モータースポーツ連盟のACIスポルトは、このほどイタリア国内における競技ライセンスのルールを改定、海外からイタリア国内のラリーの出場したいドライバーは18歳未満であっても両親の承諾とライセンス・スクールにおける試験に受かれば競技への出場が認められるという。
ラトビア・チャンピオンのロヴァンペラJrは、1月末にフィンランド・モータースポーツ連盟のAKKモータースポーツが特例を認めたことでフィンランド国内のラリーへの出場が可能となり、2月17〜18日に行われたフィンランド選手権第2戦ヴァークナ・ラリーで母国戦デビューウィンを飾っている。
ロヴァンペラは当初、3月10〜11日に行われるフィンランド選手権第3戦のターコ・ラリーへ出場する計画だったが、この参戦をキャンセルし、ターマックのトレーニングのためにイタリアのラリーに参戦する可能性があると噂されていた。
ACIスポルトの決定によってロヴァンペラがイタリアのラリーに出場するかどうか、いまのところ明らかにはされてないものの、彼と同様にティモ・ヨウキがマネージメントを行うヤリ-マティ・ラトバラやミッコ・ヒルボネンもキャリアの初期にイタリアのローカルイベントでターマックトレーニングを積んだことから、経験値を積むための機会が早い時期に設けられることになるかもしれない。
イタリアの情報筋によれば、ロヴァンペラJrはすでに先月、イタリアのターマックとグラベルでシュコダ・ファビアR5をテストしているという。