WORLDWIDE2017/03/18

ロヴァンペラ、イタリアデビュー戦で初日7位発進

(c)Pirelli

 ピレリがサポートする史上最年少のファクトリードライバー、カッレ・ロヴァンペラのイタリア・チャレンジがいよいよ始まった。ブラックとホワイトの2トーンに塗られたプジョー・イタリアのプジョー208T16 R5を駆るロヴァンペラは、17日にスタートしたラリー・イル・チョッコのオープニングSSを7番手タイムで発進した。

 イタリア・ラリー選手権の開幕戦ラリー・イル・チョッコは、木曜日夜に行われた1.5kmのフォルテ・デイ・マルミのショートステージで開幕、過去このラリーで7度優勝しているプジョー・イタリアのパオロ・アンドレウッチ(プジョー208T16 R5)がバレルでのターンに失敗して11.5秒をロス、12番手タイムにとどまるという波乱のスタートとなった。

 オレンジ1レーシングのシモーネ・カンペデッリ(フォード・フィエスタR5)がトップタイムでリード、シュコダ・イタリアのウンベルト・スキャンドラ(シュコダ・ファビアR5)が0.7秒の僅差で続く展開となるなか、初めてイタリア・ターマックに挑んだ16歳のロヴァンペラは5.8秒差の7番手で初日をスタートしている。

「ラリー・チョッコの最初のステージは7番手タイムだった! そろそろ寝る時間だ。ラリーは明日の朝から本格的に始まるからね!」

 また、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにて欧州修行中の勝田貴元と新井大輝が、このプログラムでの初のターマックラリーに挑んでいる。

 トミ・マキネン・レーシングのフォード・フィエスタR2を駆る二人は、イタリアでシェイクダウンを行って本番に臨んでおり、サーキット出身の勝田がオープニングSSで速さをみせて総合26位(R2クラス5位)、新井も総合34位(クラス7位)で初日を終えている。