ラリー・モンテカルロのシェイクダウンで2番手タイムを奪ったセバスチャン・ローブは、すでに新しいコドライバーのイザベル・ガルミッシュとのデビュー戦に手応えをもっているようだ。
181戦のWRCをダニエル・エレナとともに走ってきたローブにとっては、モンテカルロはガルミッシュとの新しい冒険となる。引退を決意したエレナに代わるコドライバーとして、これまでセーフティクルーのメンバーだった彼女を迎えること以外の選択肢は思いつかなかったとローブは語っている。
「ダニエル(・エレナ)以外で、僕が最も一緒に走ったコドライバーだ。ダニエルが来なかったテストセッションが何度かあり、彼女が僕と一緒にドライブした。彼女は僕のペースノートをよく知っているし、彼女が一緒なのは慣れているから、他を探すこともなかった。彼女はラリーに対して情熱的で、僕の友人でもあるので、きっと喜んで一緒に来てくれるだろうと思った」
3日間にわたって行われたレッキでは、土曜日に行われる難所で知られるシステロンのフォンベル峠を含むサン・ジェニエ〜トアールの6.5kmしか雪はなかった。今年で14回目のモンテカルロを迎えたローブだが、彼ほど経験豊富なドライバーをして、これほどまでドライなコンディションを経験したことはないと言い切った。
「クルマのフィーリングはかなりいい。バランスはかなり良く、低速コーナーでは少しアンダーステア気味だが、テストの時からとてもいい感触がすぐ得られたよ」とローブは語った。
「こんなにドライなコンディションは初めてだ。チュリニ峠を雪がない完全ドライで、しかも路肩まで使って走った記憶がない。ソフトタイヤを履いたアスファルトラリーのようなものだ」