WRC2017/08/09

ローブ、シトロエンC3 WRCを初テスト

(c)Citroen

 セバスチャン・ローブが、初めてシトロエンC3 WRCのテストをフランス国内のターマックステージで行った。

 シトロエンは先週末からラリー・ドイッチュランドのためのプレテストをモーゼル地域などで開始しており、アンドレアス・ミケルセン、クリス・ミークが相次いでターマックのステージでテストを行っている。チームのテストセッションは一旦中断したあと、先週末にカナダで行われた世界ラリークロス選手権に出場したローブの到着を待って火曜日にフランスで再開している。

 ローブがシトロエン・レーシングのラリーチームに合流したのは2015年のラリー・モンテカルロ以来2年半ぶりとなり、新世代WRカーのハンドルを握るのは今回が初めての体験となった。テストは、あいにくの雨となったが、ローブはウェットコンディションのターマックで走り込みを行い、動画にはマシンのフィーリングをチーム代表のイヴ・マトンに伝える様子が映しだされている。

 シトロエン・レーシングはテストの動画を公開しただけで、フランス国内でテストが行われたということ以外の詳細については明らかにされていない。シトロエンはこれまで長年にわたってファクトリー純正のダンパーを使用してきたが、ラリー・フィンランドではオーリンズのダンパーを使用しており、今回のローブのテストでもこの新しいダンパーもテストされたと考えられている。