Raid2017/07/09

ローブ、シルクウェイ・ラリーを首位でスタート

(c)RedBull

 チーム・プジョー・トタルのセバスチャン・ローブが、シルクウェイ・ラリーのステージ1を首位でスタートすることになった。

 シルクウェイ・ラリー2017は、ロシアのモスクワ赤の広場をスタート、カザフスタンを経て中国のテングリ砂漠の南に位置する中衛までの総走行距離9672kmうち競技区間4094kmで争われる。

 14日間にわたる競技の初日が8日にモスクワ〜チェボクサリの走行距離726.95kmうち競技区間61.43kmで行われ、ローブがチームメイトのステファン・ペテランセルに29秒差をつけてリード、シリル・デプレも2分14秒差で続き、プジョーが1-2-3で好スタートを切ることになった。

 プジョーは今大会、ニューマシンのプジョー3008DKRマキシをローブにのみ委ね、ペテランセルとデプレは旧スペックの3008DKRをドライブする。ローブは昨年、ウェイポイントの不通過などのミスによって7位に終わっており、今回はミスなく最後まで走り切ってニューマシンの実戦データを集めるという大きな役目を果たすことになる。

「我々にとっては新車による新しいスタートだ。昨年は学ぶ過程での参戦だったがミスを犯すことになった。今年はそれよりいい仕事をしようと思っている。プジョーのエンジニアは今回、新旧2台のマシンを作業することになっている。シリルとステファンは、今年のダカールで優勝したマシンを駆り、我々の開発中のマシンとのパフォーマンスを比較することになる。シルクウェイ・ラリーは非常に多様なコンディションとの戦いとなるため、とにかくゴールに辿り着くことが、いまのところ僕の唯一の目標だ」とローブは語っている。