WRC2019/01/27

ローブ、トヨタの猛攻から逃げられるか？

(c)Hyundai

　ヒュンダイ・モータースポーツのセバスチャン・ローブは、チームでの初戦となったラリー・モンテカルロの最終日に3位の表彰台を掛けて挑むが、彼は後方から襲いかかってきているトヨタ勢の猛攻をしのぐことは自身にとって最優先の目標ではないと考えている。

　ローブは三日目、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラの0.3秒後方でスタートしたが、激しいバトルのはてに彼を逆転して3位でファイナルサービスへと帰ってきたが、その差はわずか2.3秒でしかない。また、この日の4つのステージすべてにおいてベストタイムを獲得したトヨタのオイット・タナクもラトバラの15秒後方まで挽回しており、ローブはトヨタの表彰台をふせぐための闘いはチャレンジになると覚悟している。

「今日はヤリ-マティとやったりやられたりの厳しい闘いの一日だった。僕らは彼らのわずか2秒差をつけているにすぎないし、明日はまだ4ステージ残っているので闘いはこれからだ」とローブは語った。

「今朝はあまりセットアップとクルマ全体に自信がなかったが、ほんの少しの調整がうまくいって手応えがずっとよくなった。だから、このポジションをなんとかキープできたと思うが、明日はどうなるだろうね」
　
　ローブはデファレンシャルを変えたことがいいフィーリングにつながったと明かした。

「デファレンシャルには小さな問題があった。昨夜交換したあと、オープンだった昨日と違ってたぶん少し効きが強くて、そのため僕らはかなりアンダーステアだった。調整したあとよくなったんだ」とローブ。

「ヤリ-マティだけでなく、オイットもタイムが離れているわけではない。僕らは表彰台のことについて考える前にまずラリーをゴールすることを考えなければならない。僕はチュリニのステージはかなり知っているが、本当に何かができるかどうかはわからない。可能であれば、ドライになってほしい。氷が少なくて、アスファルトの路面が多くて、スリックタイヤで行けることを祈っている」