WRC2019/03/26

ローブ、ラリー・チリに参戦へ

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、セバスチャン・ローブが5月9〜12日に開催されるラリー・チリに参戦することを発表した。

 この週末に行われるツール・ド・コルスのあと世界ラリー選手権はふたたび南米へと舞台を移して2ラウンドがダブルヘッダーとして行われる。ヒュンダイは月曜日、この連戦の体制を発表、4月25日〜28日に開催されるラリー・アルゼンチンでは昨年の勝者であるティエリー・ヌーヴィル、アンドレアス・ミケルセンに加えてダニエル・ソルドがステアリングを握り、その2週間後に開催されるチリではソルドに代わってローブが参戦、ヌーヴィルとミケルセンの布陣に加わることを明らかにした。

 ローブはヒュンダイでのデビュー戦となったモンテカルロで4位、スウェーデンでは7位となっており、今週末の母国ラウンドのツール・ド・コルスに出場したあと、チリで4戦目の出場を迎える。

 ヒュンダイ・モータースポーツのチームディレクター、アンドレア・アダモはこの決定について次のように説明する。

「我々はアルゼンチンとチリでの南アメリカのダブルヘッダーへの期すところは大きい。そのためこれらのイベントのチームラインナップでは、一貫性がある集団で臨むとともに、チームすべてのドライバーに参戦の機会を提供したいと考えた。ティエリー(・ヌーヴィル)とアンドレアス(・ミケルセン)は両方のイベントに参加し、最高レベルで競争する準備ができている。ダニ(・ソルド)にとって、アルゼンチンは重要なラリーであり、彼がメキシコで示したのと同じ高いリズムとパフォーマンスを示すことができることを我々は期待している。また、セバスチャン(・ローブ)は他に類のない経験をもつため、初開催のチリでは彼の経験を利用できることはチームにとって非常に重要になるはずだ」