Raid2017/07/15

ローブ、7日目も順調に首位をキープ

(c)Peugeot

 シルクウェイ・ラリーは14日、第7レグを迎え、チーム・プジョー・トタルのプジョーDKRマキシを駆るセバスチャン・ローブが首位をキープ、2位のシリル・デプレに1時間5分の差をつけて総合トップを維持している。

 第7レグは総走行距離は412kmという最も短い一日となったが、106kmの競技区間は難しいナビゲーションを伴った。

 選手は早朝スタートを切り、短いステージを終えたあと、国境を越えてカザフスタンから中国へと移動した。競技区間は、道路の脇に植物が群生し、ちらほらと動物も姿を見せる一方で、ダストの多い柔らかくサンディなグラベル路が特徴だ。適切な経路を目視で選ぶことは非常に難しいため、ナビゲーションはかなり複雑となった。

 昨日ステージ勝利を獲得したステファン・ペテランセルは1番手で出走したが、2番手で出走するチームメイトのローブを待ち、ステージを通して彼をサポートした。シルクウェイ・ラリーでは通常、チームワークが非常に重要となる。

「僕はステージの大半を一番前で走っていたので、ダストはなかったが、一方で道を見つけなければならなかった。この2つはおそらくお互いを相殺してしまう。だが最終的には、ステージは僕たちにとってうまくいった。非常に短かいステージだったので、最も重要なことはクリーンな走りをしてミスをしないようにすることだった。ダニエルが良い仕事をしてくれたおかげで、それを達成できた。今日の進歩にはとても満足している」とローブは語った。

 明日のルートはシルクウェイ・ラリーにおいては比較的短く、競技区間250.37km、総ステージ距離436.34kmとなる。明日を終えると、選手たちはウルムチで1日休息を取り、来週の競技に備えることになる。