WRC2019/07/02

今週末のサファリに各ワークスが視察隊を派遣

(c)Safari Rally

 トヨタGAZOOレーシング、Mスポーツ・フォード、ヒュンダイ・モータースポーツは、今週末にケニアでWRCのキャンディデート・イベントとして開催されるサファリ・ラリーを視察するためにオブザーバーと専門家を送る。

 2020年にWRCカレンダーへの復帰が予想されているサファリ・ラリーは、7月5日から7日にかけてアフリカ選手権とケニア選手権の一戦として行われることになっており、30台のエントリーとリージョナルカー21台、全51台のエントリーが集まっている。

 トヨタGAZOOレーシングは、エンジニアリングマネージャーのユッシ・ルオパヤルヴィとともに以前にヒュンダイでヘイデン・パッドンの担当エンジニアだったルイ・ソアリスをテクニシャンとして現地へと派遣する。

 また、ヒュンダイ・モータースポーツはロジスティックス・マネージャーのパブロ・マルコス、Mスポーツ・フォードはイベント・コーディネーターのクシュシュトフ・シュトラーチェクをそれぞれ現地へと送り、サファリが来年WRCのイベントになった場合に備えて、チームがスムースに準備を行うことができるよう、競技、ルート、および状況を評価することになる。

 主催者によれば、シトロエン・レーシングが現地に視察団を派遣するという情報はないようだ。

 2019年サファリ・ラリーは、ナイロビ郊外のカサラニスタジアムからスタートし、金曜午後のスーパーSSがダウンタウンで行われ、土曜日と日曜日はナイバシャ湖のほとりにあるマサイマラ公園のソパ・ロッジホテルをベースとして合計14SS/268kmのルートで行われる。今年の大雨によってルートが変更されたため、当初の予定よりやや長くなったとはいえ、総走行距離はサファリ・ラリー史上で最短となる811kmとなる。