JAPAN2020/06/02

全日本横手ラリー2020がキャンセル

(c)Takeshi Sakuma

 全日本ラリー選手権第8戦として8月21-23日に秋田県横手市・東成瀬村で開催が予定された横手ラリー2020がキャンセルを発表した。全日本ラリーの新型コロナウイルスによるキャンセルは、7月に予定されたラリー・カムイに続いて2戦目のこととなる。

 横手ラリー主催者によれば、新型コロナウイルスの感染の収束が見通せず、選手・関係者、ギャラリーの安全を十分に確保できる状況ではなく、地元自治体も9月末まで大きなイベントを中止とする方針を打ち出していることからこうした判断になったと説明している。

「2020年8月に横手市、東成瀬村で開催予定の横手ラリー2020は、新型コロナウイルス感染の収束が見通せず、選手・関係者、ギャラリーの安全を十分に確保できる状況ではないと判断し、中止とすることといたしました。同ラリーは昨年、県内で35年ぶりとなる全日本選手権として65台の参加車両とチーム関係者の皆様や全国からの沢山のギャラリーが訪れ大いに盛り上がりました。当クラブでは、国による緊急事態宣言を受け、これまで、他のモータースポーツ競技会の動向や、安全に開催するための感染防止対策について模索しましたが中止という判断をすることとなりました。」

「地元自治体も主催する9月末までの大型イベントを中止とする方針も打ち出しており、この方針も重視しての苦渋の決断となりました。無観客で行われた第2戦以降未だに全日本ラリーが開催出来ていない異例のシーズンとなっており、選手、関係者の皆様には大変申しわけありませんがご理解くださいますようお願い申し上げます」

 一般社団法人日本自動車連盟(JAF)は政府の緊急事態宣言解除を受けて、6月30日までの開催自粛を要請してきた国内モータースポーツについても段階的に再開を認める旨を発表しており、延期となっているツール・ド・九州2020 in 唐津、久万高原ラリー、ラリー丹後、モントレー2020の新しいカレンダーについての7月以降での再編作業が間もなく行われる計画となっている。