WRC2020/07/30

勝田、ナンバー18のヤリスWRCでユホラ・ラリーへ

(c)Toyota

 TGR WRCチャレンジプログラムの勝田貴元は、今週末の8月1日にフィンランドで開催されるコッコラ400ユホラ・ラリーにおいてシーズン再開を果たす。

 9月のラリー・エストニアにおける世界ラリー選手権のリスタートをまえに、勝田はトヨタGAZOOレーシングWRTからヤリスWRCを駆ってコッコラ400ユホラ・ラリーに参戦する。カーナンバーはWRCと同じく18番となり、レギュラーコドライバーのダン・バリットとの参戦となる。

 トヨタGAZOOレーシングが本拠を置くプーポラの北西240kmに位置するコッコラ市は、今年誕生400周年を迎えることになっており、今週土曜日にフィンランドのヒストリック・ラリートロフィー第2戦として開催するイベントも歴史への敬意をこめてコッコラ400ユホラ・ラリーとして開催される。

 新型コロナウイルスへの制限を緩和された後、最初の公式イベントとなるコッコラ400ユホラ・ラリーには、ヒストリック・ラリーカーを中心に合計134台のマシンがエントリーしており、WRカーのクラス46には勝田のヤリス1台のみエントリーとなる。

 R5マシンのクラス44には2台のシュコダ・ファビアR5がエントリー、TGSワールドワイドからエントリーするヴィッレ・ピノネン、プリントスポーツのユッカ・カシはともにラリー・リエパーヤの参戦準備として出場するとの情報だ。また、TGSワールドワイドを運営するかつてWRCトップドライバーだったトニ・ガルデマイスターが、VIPドライバーとしてひさしぶりにファンの前でシュコダ・オクタビアWRCを駆ることになるという。

 勝田は、コッコラ400ユホラ・ラリーのあと、8月7日にはエストニアにおいてラリー・エストニアにむけたプレイベントテストを行い、ラリー・エストニアにむけてシーズン復帰へ準備を行う予定にしている。

 コッコラ400ユホラ・ラリーは、「コッコラのオウニンポウヤ」との異名をもつ高速のクラプリ・ステージで始まる7SS/64kmで争われる。