JAPAN2018/04/30

勝田、ラリー丹後で全日本今季初優勝

(c)Takeshi Sakuma

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 4月27〜29日に京都府の丹後半島で行われた全日本ラリー選手権第3戦Nissin ラリー丹後は、スバル勢の激しいバトルとなり、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)の鎌田卓麻/市野 諮(スバルWRX STI)の追撃から逃げきり、今季初優勝を飾ることになった。

 ラリー初日のオープニングSSは鎌田がベストタイムでスタートするも、勝田が激しく追い上げてSS5で逆転して首位に浮上、SS6でもトップタイムを奪って首位で初日を終えることになった。しかし、鎌田もわずか1.6秒差につけており、二人は最終日も白熱したバトルを繰り広げることになった。

 この日最初のSS7では勝田が鎌田を0.1秒上回るベストタイムでスタート。鎌田もSS8のベストタイムで応戦、0.8秒差まで急接近する。二人の拮抗したバトルは最終ステージまでもつれこみ、勝田が3.8秒差で逃げ切ることに成功する。鎌田はゴール後、この日のオープニングSSでのジャンプスタートによるペナルティが10秒を科されたものの2位を守り、勝田が13.8秒差で今季初優勝を飾ることになった。

 また、JN-5クラスは小濱勇希/草加浩平(シトロエンDS3)、JN-4クラスは山本悠太/北川紗衣(トヨタ86)、JN-3クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツRS)、JN-2クラスは鈴木尚/鈴木裕(スバルBRZ)、JN-1クラスは小川剛/佐々木裕一(ホンダ・フィット)がそれぞれ優勝を飾っている。

 全日本ラリー選手権の次戦は、久万高原ラリーは5月18〜20日に開催される。

 また、新しいヒストリックイベントとして注目されている日本アルペンラリーヒストリックシリーズの開幕戦ラリー丹後2018ヒストリックが、全日本選手権と併催で29日に行われた。

 ラリー丹後2018ヒストリックは日曜日だけのアイテナリーとなり、6SS/35.18kmで争われ、エントリーした3台ともに完走を果たした。小西重幸/謝 宗佑(フォード・エスコートRS1800)が32分40秒6で優勝、2位には新垣 浩/新垣久美子(日産チェリーX1)、3位には中原利明/星野 元(トヨタAE86レビン)が続いている。

 日本アルペンラリーヒストリックシリーズ第2戦は、6月9〜10日に開催されるモントレー2018ヒストリックとなる。