ERC2019/05/03

地元ロペス、ERCカナリアスの予選トップ

(c)ERC

 FIAヨーロッパ・ラリー選手権第2戦ラリー・イスラス・カナリアスの予選ステージが2日に行われ、シトロエン・エスパーニャ・ラリーチームのホセ・マリア・ロペス(シトロエンC3 R5)はERCレギュラーメンバーたちを上回る最速タイムを叩き出して、ERC復帰戦において完璧なスタートを切った。

 ロペスは2016年に208ラリーカップでチャンピオンを獲得、2017年にはプジョーラリーアカデミーのプジョー208T16 R5でERCジュニアU28をフルシーズン戦って5位になっている。ロペスは昨年、スペイン選手権をシトロエン・エスパーニャのC3 R5で戦ったあと、今季ふたたびERC1ジュニア選手権の王者を狙ってシリーズに復帰することを表明している。

 ロペスは、同じくスペイン出身のヒュンダイ・モーター・エスパーニャのイヴァン・アレス(ヒュンダイi20 R5)に0.545秒差をつける2分20.12秒の最速タイムをマークした。

 ERCチャンピオンのアレクセイ・ルクヤヌクは前戦でシトロエンC3 R5を大破させたが、サンテロックレーシングは新しいC3 R5を準備、彼はロペスから1.316秒遅れの3番手タイムを記録した。

 ラリーチーム・スペインのホセ・アントニオ・スアレス(ヒュンダイi20 R5)が4番手タイム、チームOSCAROに支えられたピエール-ルイ・ルベーが5番手で続いている。ルベーはERC1ジュニア選手権の2位につけている。

 MOLレーシングチームのノルベルト・ヘルツィグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)が7番手、ACCRチェコチームのヴォイチェフ・シュタイフ(シュコダ・ファビアR5)が7番手タイムを記録した。

 また、開幕戦に勝利して選手権をリードするスポーツ・レーシング・テクノロジーズのウーカシュ・ハバイ(シュコダ・ファビアR5)は2年前にここでクラッシュしているため、10番手タイムと慎重な走りでスタートを切っている。

 予選ステージのトップ15ドライバーはラスパルマスのラリーヘッドクオーターで現地時間17時に明日の走行順を選択し、SS1ヴァルセキージョ〜フェスティナは金曜日の現地時間10時8分にスタートする予定となっている。