JAPAN2021/03/10

奴田原、トヨタGRヤリスで全日本参戦へ

(c)NUTAHARA Rally team

 奴田原文雄は、新たに「NUTAHARA Rally team」を立ち上げ、2021 年のJAF全日本ラリー選手権にトヨタGRヤリスで参戦することを発表した。
 
 チームは株式会社オフィス・ヌタハラ(代表取締役 奴田原文雄)が運営、KTMS(KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS)の協力のもと、車両製作ならびにメンテナンスはRUTS RACING(代表 山田淳一)が行い、横浜ゴム伝統のADVANカラーをまといシリーズ最高峰のJN-1クラスを戦う。
 
 コドライバーは、奴田原が主宰する「NUTAHARA Rally School」の卒業生である東駿吾を起用。東は成長が期待される23歳の若手であり、チームとしては次世代を担う選手の育成も図る。
 
 奴田原は、佐賀県唐津市をホストタウンに4月9〜11日に開催される全日本ラリー選手権第3戦ツール・ド・九州2021 in 唐津から参戦を開始、最終戦までの全8戦への出場を予定しており、シリーズチャンピオンを目指す。
 
 奴田原はチームから発表されたリリースのなかで次のように述べている。

「1994年よりタスカ・エンジニアリングのADVANランサーで27年間の長きにわたり、国内外問わず数多くのラリーに参戦してきました。常に勝利に向かって前進する情熱溢れるタスカとの活動でしたが、残念ながら昨年末を持ってラリー事業をタスカが終了することになりました」

「突然のことではありましたがラリーにかける情熱を受け継ぎ、新生ラリーチームを立ち上げ活動を継続させて頂けることになりました。また車両製作メンテナンスは元タスカの山田淳一がランサーから継続してこの新チームでも行います。車両はトヨタ・GRヤリスとなり、またチーム体制も大きく変わります。コドライバーにはNUTAHARA Rally School出身の若手、東駿吾(23歳)を抜擢しました。次世代のラリー界を担うコドライバーの一人となれるよう、経験を重ねて欲しいと思います」

「今年はチャレンジの年になりますが、いままでの経験値を生かしチーム一丸となってシリーズチャンピオンを目標に、熱い戦いで全日本ラリーを盛り上げていきたいと思っています。ラリー参戦のチャンスを与えてくださったスポンサーの皆様には、大変感謝いたします。そして、応援してくださるモータースポーツファンの皆様にも心から感謝いたします」
 
■チーム概要
 チーム名称 : NUTAHARA Rally team (ヌタハラ・ラリーチーム)
 ドライバー : 奴田原文雄 (チーム代表兼任)
 コ・ドライバー : 東 駿吾
 チーフエンジニア : 山田淳一 (RUTS RACING)
 参戦車両 : トヨタ・GR ヤリス (JAF 全日本ラリー選手権JN-1 クラス仕様)
 車両名称 : ADVAN KTMS GR ヤリス
 タイヤ : 横浜ゴム