JAPAN2018/04/09

奴田原が全日本第2戦唐津で逆転勝利

(c)Takeshi Sakuma

 全日本ラリー選手権第2戦ツール・ド・九州 in 唐津2018は、4月8日に最終日を迎え、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が最終ステージでの逆転で今季初勝利を飾ることになった。

 桜の季節にもかかわらず雪が舞い、気温3度のなかで始まったツール・ド・九州は、初日をトップで終えた新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)と奴田原が大接戦を繰り広げ、新井が2.6秒をリードして迎えた最終ステージで奴田原が逆転に成功、10.4秒差をつけて今季初優勝、昨年の久万高原ラリー以来、およそ1年ぶりに勝利を飾ることになった。

 あまりの寒さにダンロップ勢はタイヤのマッチングに苦戦することになり、13年連続の唐津勝利がかかった勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)は4位に終わることになった。また、最終ステージを終えて5位につけていた鎌田卓麻/市野 諮(スバルWRX STI)はゴール前にエンジントラブルでリタイアを余儀なくされている。

 また、JN-5クラスは川名賢/保井隆宏(プジョー208)、JN-4は山口清司/山本磨美(トヨタ86)、JN-3は天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)、JN-2クラスは明治慎太郎/北田稔(トヨタ86)、JN-1クラスは古川寛/廣田幸子(スズキ・スイフト)がそれぞれ優勝を飾っている。