JAPAN2019/04/15

奴田原文雄が唐津で1年ぶり全日本優勝

(c)Takeshi Sakuma

(c)Takeshi Sakuma

 全日本ラリー選手権第3戦ツール・ド・九州2019 in唐津が4月13〜14日に行われ、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューション)が今季初優勝を飾った。

 暖かい日射しのなかでスタートしたツール・ド・九州は、多くのコンテンダーたちが路面温度が上がったドライターマックでタイヤの摩耗に苦しむなか、奴田原が初日の8ステージすべてにおいてベストタイムを獲得、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)に23.2秒差をつけて最終日を迎えることになった。奴田原は、最終日も2つのベストタイムを奪ってリードを35.2秒差まで広げて昨年開幕戦として行われた唐津以来となるおよそ1年ぶりの優勝を飾ることになった。

 いっぽう、2位争いは最終日の終盤で降りだした雨によってドラマをみせることになった。3位の新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)に6.9秒差をつけて最終日をスタートした勝田は、2つのベストタイムを奪ってその差を8.2秒へと広げることになったが、ウェットコンディションとなった最終ステージでマシンバランスに苦戦して大きくペースダウン、新井が逆転で2位を獲得、勝田は7.6秒差の3位でフィニッシュすることになった。

 また、JN2クラスは、眞貝知志/安藤裕一(TGR Vitz GRMN Rally)、JN3クラスは山本 悠太/山本磨美(トヨタ86)、JN4クラスは高橋悟志/加藤昭文(スズキ・スイフト・スポーツ)、JN5クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)、JN6クラスは大倉 聡/豊田耕司(トヨタ・ヴィッツCVT)がそれぞれ優勝を飾っている。